月5万円程度でも不労所得があれば、生活の質は大きく変わります。
しかし、「不労所得を得るにはどのような方法があるのか」「不労所得をつくるためのコツはないのか」など、さまざまな疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、投資などで月5万円稼ぐおすすめの方法を紹介します。
ポートフォリオの作り方や不労所得を目指す前に知っておくべきコツなども解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
投資などで月5万円を稼ぐことは可能なのか?
先に結論をお伝えすると、不労所得で月5万円を得ることは現実的に可能です。
一定の資金力は求められるものの、一般的な会社員でも達成できる可能性は十分あります。
例えば、投資で月5万円・年60万円の不労所得を目指すとしましょう。運用利回りを1~7%と仮定すると、必要な投資金額は以下のとおりです。
利回りに応じた必要金額
- 利回り1%:6,000万円
- 利回り2%:3,000万円
- 利回り3%:2,000万円
- 利回り5%:1,200万円
- 利回り6%:1,000万円
- 利回り7%:850万円
投資初心者であっても、年5%程度であれば無理なく狙うことができます。
つまり、1,200万円の資金があれば、月5万円の不労所得を得られる計算です。
もちろん、ある程度リスクをとって積極的に運用すれば、資金が1,000万円以下でも月5万円の不労所得は射程圏内に入ってきます。
月5万円を投資で稼ぐための方法
ここでは、月5万円を稼ぐための方法を紹介します。
それぞれに異なる特徴があるので、自身の運用方針にあわせて適切に選択しましょう。
不動産クラウドファンディング
まずは、不動産クラウドファンディングで月5万円の不労収入を目指す方法を見ていきましょう。
不動産クラウドファンディングとは、インターネット上で投資家から集めた資金をもとに、事業者が不動産の取得・運用を行う投資方法です。
投資家には、出資額に応じて収益の一部が配分されます。
不動産クラウドファンディングで期待できる利回りの目安は6%程度です。
やり方次第ではありますが、比較的高い利回りを見込める投資方法といえるでしょう。
仮に利回り6%で運用できた場合、1,000万円の資金を投じれば年60万円・月5万円の利益を獲得できます。
また、不動産クラウドファンディングは不動産を投資対象としていながら、物件を管理する必要がありません。
物件の取得に関する契約手続きや入居者とのやり取り、建物の維持・修繕などをすべて事業者に任せられます。
投資家が出資後にやるべきことは、分配金を受け取り、運用成績をチェックする程度です。
また、少額投資ができる点も不動産クラウドファンディングの特徴といえます。
サービスによっては1万円から出資できるため、まずは少額で資産運用に慣れることから始めたい人は積極的に利用してみてください。
投資信託
投資信託でも、月5万円は狙えます。
投資信託とは、投資家からの出資をひとつにまとめ、投資の専門家が株式や債券などを運用する金融商品のことです。
投資家には、投資信託の保有量に応じて分配金が付与されます。
投資信託にはさまざまな銘柄が存在しますが、それぞれリスクとリターンは大きく異なります。
よって、利回りを一律に示すことは難しいものの、初心者であれば4%程度を想定しておくとよいでしょう。
4%の利回りを達成できれば、1,500万円の資金で年60万円・月5万円の不労所得を得られます。
投資信託のメリットは、資産運用を専門家に任せられる点です。
銘柄選びは慎重に行う必要がありますが、一度購入してしまえば、あとはほとんど手をかけなくても分配金を受け取れます。
また、証券会社によっては、投資信託を100円で購入することが可能です。
いきなり多額の資金を投じることに抵抗がある場合は、投資信託への少額投資で、資産運用に慣れることから始めてみてください。
さらに、投資信託は分散投資がしやすい点も特徴のひとつといえるでしょう。
各銘柄は複数の投資対象で構成されているため、1つの銘柄を購入するだけで自動的に資産が分散され、損失のリスクを抑えられます。
ただし、投資信託では、専門家に運用を一任するための手数料がかかる点には注意してください。
信託報酬と呼ばれるもので、投資信託を保有している限り、保有量の0.5~2%程度を支払い続けなければなりません。
FX
月5万円を稼ぐ方法のひとつに、FXもあげられます。
FXとは、世界各国の通貨を取引することで利益を狙う投資手法のことです。
FXで得られる利益には、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類があります。
FXにおけるインカムゲインとは、スワップポイント(金利差)のことです。FXは、2か国の通貨をペアで取引する仕組みになっています。
そして、通貨ペアを保有している限り、通貨間の金利差をほぼ毎日受け取ることが可能です。
一度、通貨ペアを保有してしまえば、あとは自動的にスワップポイントがたまっていくため、不労所得を目指したい人はうまく利用してみてください。
キャピタルゲインとは、売買差益のことです。
安く買って高く売れば、差額を利益として受け取れます。
FXの場合は、「売り」から始められる点も特徴といえるでしょう。
価格が高いときに売って、安くなったときに買い戻すことでも利益が生じます。
ただし、キャピタルゲインを得るには基本的に取引を繰り返さなければならず、価格のチェックなどが逐一必要になるため不労所得とはいえません。
なお、FXでは、レバレッジを効かせた取引ができることも覚えておきましょう。
自己資金の最大25倍までのお金を動かせるようになるため、資金力が乏しくても、月5万円の不労所得を得られるかもしれません。
しかし、その分、損失のリスクが高くなる点には注意が必要です。最悪の場合、投資資金をすべて失ってしまう可能性もあります。
月5万円を安定して得るためのポートフォリオの作り方
ここでは、月5万円を安定して得るためのポートフォリオの作り方を紹介します。
ハイリスク・ハイリターンの金融商品はできるだけ避ける
不労所得で月5万円を安定して得るためには、ハイリスク・ハイリターンの金融商品をできるだけ避けてポートフォリオを作ることが大切です。
資産運用において、リスクとリターンは比例関係にあります。
あまりにも大きいリターンを狙い過ぎると、損失も大きくなりやすく、安定感に欠けてしまうことを覚えておきましょう。
例えば、FXで高金利通貨を取引すれば、スワップポイントも多くなるため、数百万円程度の資金でも月5万円の不労所得を十分狙えます。
しかし、スワップポイントは国の情勢などにより毎日変動するため、急にマイナスに転じる可能性も否定できません。
また、高金利通貨は為替変動が激しく、レートが大きく下がると、いくらスワップポイントで稼いでも、結果的に資産が減ってしまうことがあります。
とはいえ、リスクを抑えすぎたポートフォリオでは、よほどの資産がない限り、月5万円を得ることは難しいでしょう。
そのため、ハイリスク・ハイリターンの商品とローリスク・ローリターンの商品を組み合わせるなど、リスクとリターンのバランスを適切に調整することが重要です。
複数の投資先で構成する
複数の投資先で構成することも、ポートフォリオを作る際のポイントといえます。
資産を分散させておけば、いずれかで損失が生じても、ほかの投資先の利益でカバーできる可能性があるためです。
特定の投資先に資金を集中させてしまうと、損失が生じたときのダメージも大きくなりやすいため注意してください。
例えば、株式投資を行うのであれば、国内外の株式で構成したり、さまざまな業種の株式で構成したりといった方法が考えられるでしょう。
また、不動産クラウドファンディングを投資対象とする場合でも、できるだけ複数のファンドに資産を分けて出資することをおすすめします。
不労所得は、安定して利益を得られるからこそ意味のあるものです。
分散投資によって、リスク回避を徹底しながら、長期的な利益を追求することを心掛けましょう。
月5万円を稼ぐ際の注意点
ここでは、月5万円を稼ぐ際の注意点について紹介します。
会社で副業が禁止されていないか確認する
不労所得を目指す際は、会社で副業が禁止されていないかを事前に確認しておきましょう。
副業していることを隠そうとしても、利益が大きくなると税金は上がっていくため、給料明細を見た人にバレてしまう可能性があります。
万が一、就業規則に反する行為が発覚すると、減給や降格といった処分を受けることもあるため十分注意してください。
ただし、投資は資産運用の一種であるため、基本的には副業に該当しません。
必要に応じて確定申告を行う
投資などで利益が発生した場合、基本的には確定申告が必要です。
所得には複数の種類がありますが、多くの場合、所得税と住民税の課税対象になります。
会社員なら所得が20万円を超えた場合に確定申告をして、税金を納めなければなりません。
しかし、これは所得税に限ってのことであり、所得が20万円以下の場合でも一律10%の住民税は発生します。
少しでも本業以外の収入が発生した場合は、市役所などで必ず住民税の申告をおこなってください。
自営業者の場合は金額にかかわらず、不労所得を確定申告時の所得に計上しなければなりません。
ただし、確定申告の要・不要は、個々の年収などによっても異なるため、詳しくは最寄りの税務署や役所の窓口などで確認しておくとよいでしょう。
税金の未納が判明した場合、延滞税や無申告加算税が課せられる可能性もあるため注意してください。
まとめ
この記事では、投資などで月5万円稼ぐおすすめの方法を紹介しました。
月5万円を目指すにあたっては、さまざまな方法が考えられます。
それぞれ初期費用や、所得を得られるまでの期間などが異なるため、自身の資産状況や目的にあった方法を選択することが大切です。
30代前半のIT企業営業男性がクラウドファンディングで投資を開始し、資産形成や将来の知識共有を目指します。