おそらく、この記事を見ている人は投資で月20万円を稼ぎたいと考えているのではないでしょうか。
投資で月20万円稼ぐことができれば、経済的・精神的余裕が持てるのはもちろん、場合によっては投資だけで生計を立てられる可能性があります。
しかし、投資で月20万円を安定的に得るのは簡単ではありません。
この記事では、月20万円の所得が狙える15の方法や必要な資金などを解説します。
投資で稼ぐ際の注意点についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
投資で月20万円稼ぐことは可能?
投資で月20万円を達成できれば、経済的・精神的余裕が持てることは間違いありません。
結論として、投資で月20万円を稼ぐことは可能です。
投資で月20万円を得るには、年間240万円を稼がなければなりません。
投資で目標にされやすい年利5%で年間240万円の利益を出そうとすると、4,800万円が必要となります。
なお、目標とする年利に対して、年間240万円を達成するのに必要な資金は以下のとおりです。
- 年利2.5%を目標とする場合:必要な元手9,600万円
- 年利5%を目標とする場合:必要な元手4,800万円
- 年利10%を目標とする場合:必要な元手2400万円
- 年利15%を目標とする場合:必要な元手1,600万円
このように、投資初心者でも狙いやすい2.5〜5%前後の年利を目標とする場合、元手は5,000万円以上必要になることがわかります。
投資で月20万円を稼ぐためのステップ
ここでは、投資で月20万円を稼ぐステップを解説します。
余剰資金を把握する
まずは、投資に使える余剰資金を把握しましょう。
たとえば、元手が100万円以下の場合、不動産投資や株式投資を始めるのはむずかしいといえます。
余剰資金を把握しないまま投資を始めてしまうと、生活資金を使いこんで、手元に置いておくべき現金が無くなってしまう可能性があります。
まずは、預貯金や毎月の生活費から、使える余剰資金を把握したうえで、可能な方法を絞ってみてください。
目的や目標を明確にする
投資で月20万円稼ぐことを目指すときは、目標や目的を明確にすることが次のステップです。
漠然と「投資で20万円稼ぎたい」と考えているだけでは、仕事やプライベートの忙しさに追われ、投資へのモチベーションが下がってしまいがちです。
「いつ」「どのくらい」の期間をかけて、「何のために」達成したいのか、目的や目標を明確にするとよいでしょう。
たとえば、「老後の生活のために、退職までに月20万円の所得を得たい」といった目標であれば、いつまでに、どのような行動をすべきかわかりやすくなります。
余剰資金の目的・目標にあった方法を選択する
余剰資金を把握したうえで、目的・目標をもとに、最適な方法を選択するのが最後のステップです。
先に解説したとおり、投資で月20万円を目指す方法はさまざまです。必要な初期費用やリスク、達成が見込めるまでの期間などは、方法によって異なるため、余剰資金や目的・目標によって、選択すべき方法が変わります。
たとえば、30代から準備し始めて、月20万円を目指したいという場合は、目標達成までに時間をかけられます。
そのため、あえてリスクの高い方法を選択するのではなく、比較的リスクの低い不動産クラウドファンディングや投資信託から始めるのがよいでしょう。
投資で月20万円を目指すときの注意点
ここでは、投資で月20万円を目指すときの注意点について紹介します。
会社が副業を禁止している場合がある
会社によっては副業を禁止しているところがあり、投資を行うことがが場合によっては就業規則違反となる可能性があるため注意しましょう。
一般的には、株式投資や投資信託など、投資に分類される行為は副業とはみなされないことが多いです。
そのため、そもそも副業禁止なのか、どのような行為が副業となるのかなど、勤務先の就業規則をきちんと確認しておくことが大切です。
リスク管理を徹底する
分散投資をする、余剰資金の範囲内でチャレンジするといったように、リスク管理を行う必要もあります。
どのような方法を選択しても、不労所得を得るにはリスクを伴うからです。
たとえば、不動産投資や土地活用の場合、利用者がいなければ、キャッシュフローが悪化して大きな損失につながる可能性があります。
複利効果を利用する
投資で不労所得を稼ぐ際は、複利効果を得るために、利益を再投資するのがおすすめです。
複利効果とは、運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することです。
運用期間が長くなるほど利益が雪だるま式に増えていきます。
なお、複利効果は時間をかけるほど効果を得やすいため、できるだけ早く投資を始めて、長期的に運用することをおすすめします。
投資で月20万円を稼ぐおすすめの方法
ここでは、投資で月20万円を稼ぐおすすめの方法をいくつか紹介します。
不動産クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、事業者が投資家から資金を集めて不動産を賃貸・取得し、得られた収益を投資家に配分する投資手法です。
ファンドは運用期間が決められており、運用期間を迎えた段階で得られた収益が投資家に分配されます。
不動産クラウドファンディングは、現物不動産投資とは異なり、1万円から投資できるファンドが多いため気軽に始めやすいことが魅力です。
また、物件の管理・運用は事業者に一任できるため、不動産投資の知識がない、管理・運用ができないといった方にもおすすめです。
また、不動産クラウドファンディングは利回りが3%のものから、高いものであれば5%を超えるものがあります。
投資先を選べば、少ない初期費用によって効率よく不労所得を得られる点が特徴です。
投資信託
投資信託は、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、投資のプロであるファンドマネージャーが株式や債権などに投資・運用し、運用成果に応じて分配金を受け取れる仕組みです。
投資信託は、プロに運用を任せられることや、少額投資が可能であることなどがメリットです。
ただ、短期間で大きなリターンを期待するのはむずかしいため、長期間運用するのが基本となります。
できるだけ時間や手間をかけずに、低リスクで投資にチャレンジしたい方に適した方法といえるでしょう。
また、投資信託の平均利回りは3〜11%と幅広い傾向にあります。高利回りの投資商品を選びたいと考える方が多いですが、平均利回りが高い場合はリスクも高く、元本割れのリスクが高まる点に注意してください。
なお、投資信託で月20万円の不労所得を得られるようになるには、時間と資金が必要になるのが基本です。
ETF
ETFは「Exchange Traded Funds」の各単語の頭文字を取ったものであり、日本語では「上場投資信託」を意味します。
投資信託と基本的な仕組みは似ていますが、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託であること、株式と同様にリアルタイムの売買ができることなどが特徴です。
ETFも投資信託と同等に、プロが管理・運用してくれるため投資初心者でも始めやすいといえます。
なお、ETFの平均的な利回りは2〜5%です。仮に配当金利回りが5%程度のETFに投資するなら、月20万円の配当金を毎月得られるようにするのは4,800万円程度の元手が必要です。
地道に資産運用をして、長期的に月20万円の不労所得達成を目指せる可能性はありますが、元手が少ない状態で短期的に達成するのは簡単ではないでしょう。
まとめ
今回は、月20万円の所得が狙える15の方法や必要な資金などを解説します。
投資で月20万円を稼ぐことは決して簡単ではありませんが、ポイントや注意点を押さえて進めていけば達成できる可能性があります。
なお、初心者が少額で始める場合、「不動産クラウドファンディング」がおすすめです。
不動産投資の一種であり、少額から始められるうえに、運用や管理の手間がかからないという魅力があります。
この記事が、みなさんの投資を始めるきっかけとなれば幸いです。
30代前半のIT企業営業男性がクラウドファンディングで投資を開始し、資産形成や将来の知識共有を目指します。